10月の読書メーター
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失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫 と 18-1)の感想
コロナ禍の日本の状況は太平洋戦争時に類似している印象があり、再読。日本軍のコンティンジェンシー・プランの欠如が多くの戦死者、病死者、餓死者を出した。最悪の状況を考慮してプランを立てるのは一般的と思うが、当時は最悪の事態を考えることすら「弱気」と捉えられて一掃されたのだろ う。また日本軍は成功からも、失敗からも学習出来る組織ではなかったと分析してあった。組織学習の結果、自己自体も変容することを受容し、更に学習を進める「ダブル・ループ学習」の必要性は、現代にも通用すると感じた。
読了日:10月30日 著者:戸部 良一,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎
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