久しぶりのアップ。この数ヶ月間、数冊を並行して読んでいたため、読了出来た冊数が少なかった。コロナ禍での東京オリンピック2020も終了したが、半藤さんの本を読んでいると、昭和初期も現代も政治家の質は何も変わっていないことを感じる。とにかく人命を重視した政治判断を下せる政治家が一人でも増えることを願ってやまない。
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昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)の感想
昭和史、太平洋戦争終結まで。大変勉強になったが、それ以上にやるせない気持ちになり、むしろ気分が悪くなった。兵士・民間人併せて300万人以上が死亡している、この人命軽視の結果をもたらした当時の政治家・軍部の責任は重い。文中の記載では「その場その場のごまかし的な方策で処理する。時間的空間的な広い意味での 大局観 がまったくない、 複眼的 な考え方がほとんど不在であったというのが、昭和史を通しての日本人のありかたでした」とあるが、現代の日本人にも通じている。
読了日:07月28日 著者:半藤 一利
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