鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

2020年1月に読んだ本

1月は出張の往復間で割とよく読めた。いいスタートが切れたと思う。地政学の観点で見ると、歴史は繰り返すことを認識した。

 

1月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:664
ナイス数:16

あなたも国際政治を予測できる! 最強兵器としての地政学あなたも国際政治を予測できる! 最強兵器としての地政学感想
この本が刊行されたのは、トランプがまだ大統領に選出される前。しかし現在は、本書に記述している通りの状況となっている。韓国も文大統領登場以後、アメリカと距離を置き中国寄りになっている。また最近の中国に起因するコロナウイルスによる新型肺炎も、過去のペスト、SARSと同様の流行経路を辿っているようである。「歴史は繰り返す」と言うが、地政学の観点から見ると十分予想可能であることが理解できる。今後の日本がとるべき進路についても記述してあり、大変興味深い。
読了日:01月26日 著者:藤井 厳喜


人生は「2周目」からがおもしろい (青春新書インテリジェンス)人生は「2周目」からがおもしろい (青春新書インテリジェンス)感想
50歳からの生き方指南書。身体的・精神的ともにゆとりのある生き方にシフトすべきとの齋藤先生からの提案。学び直しや雑談力を磨くこと、スポーツ観戦における姿勢など書かれている。財産については明治時代の造園家本多静六の生きざまが紹介されていた。彼は「自分の子には自分の力で稼げるための教育を与えればいい」と、教育費用以外の財産は寄付したという。現実的には子らの教育費についてはどうしてもコストパフォーマンスを考えてしまうが、長い目で見ると親の覚悟が問われている。
読了日:01月12日 著者:齋藤 孝


カリスマ予備校講師が初公開!  感動する説明「すぐできる」型カリスマ予備校講師が初公開! 感動する説明「すぐできる」型感想
著者は化学の人気予備校講師。講演・講義のテクニック向上に役立つ情報はないかと思い手にとった。大切なのは聴衆のプロファイリング。聞き手がどのような情報を必要としているのかを予め調査しておき、それに合わせて話す内容を微調整する必要性を改めて認識した。チャルディーニ著「影響力の武器」の『希少性』の章も参考にしてあった。最後の「生きることは残すこと」の言葉の重みはよく噛みしめる必要がある、と個人的に思った。
読了日:01月12日 著者:犬塚 壮志

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