現在は「不毛地帯」にはまっている。著者の山崎豊子さんは、主人公壹岐正を通じて何を伝えたかったのかがまだよく見えて来ない。それを考えながら読み進めていこう。
11月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:590
ナイス数:8
不毛地帯 第2巻 (新潮文庫 や 5-41)の感想
「商社の経営と軍略は似ている」本巻では壹岐の参謀として培われた才略が遺憾なく発揮される。ビジネスの成功と引き替えに失うものの大きさに苦悩する壹岐だが、決して潰されない強靱な精神を有している。これは参謀として鍛えられた結果と言うよりは、持って生まれた人となりなのではないだろうか。地位が上がるにつれて、敵も増えていく。壹岐の闘いはこれからも続く。彼に心の平安は訪れるのだろうか?
読了日:11月24日 著者:山崎 豊子
読書メーター