鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

9月に読んだ本

竜馬がゆく」の再読にまだはまっている

9月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:855
ナイス数:32

新装版 竜馬がゆく (4) (文春文庫)新装版 竜馬がゆく (4) (文春文庫)感想

 

 

反動の時代。長州藩都落ちし、土佐勤王党にも粛清の嵐が吹きまくる。そんな時代のなか、竜馬は海舟の薫陶を得て時代に飛び出そうとする。しかし江戸時代の「常識」という観点から見ると竜馬の思想はやはり危ない。時代を回天させたが、結果的に敵も多く作ってしまい暗殺に繋がっていった。
読了日:09月05日 著者:司馬 遼太郎


新装版 竜馬がゆく (5) (文春文庫)新装版 竜馬がゆく (5) (文春文庫)感想

 

 

池田屋事変の描写が凄惨。土佐藩脱藩浪人も多数命を落とした。神戸海軍塾は解散に追いやられ、竜馬にも閉塞感が漂う。蛤御門の変、長州没落など激動の時代… しかしいよいよ倒幕への決意を固める竜馬。雌伏の時ではあるが、西郷との出会いが描かれている。竜馬の西郷評がきわめて秀逸。
読了日:09月23日 著者:司馬 遼太郎

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