鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

2020年9月に読んだ本

コロナ禍もやや落ち着いてきた9月。4連休もあり、本を読む時間は取れた。東京や観光地にも人手が戻りつつあるが、4連休より2週が経過した今週以降の感染者の動向によって、長崎県のフェーズも再度上がるかもしれない。

 

9月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:323
ナイス数:55

羊と鋼の森羊と鋼の森感想
久しぶりに現代小説を読んだ。穏やかな文体の中で、主人公の若者が調律師として成長していく姿が描かれる。「『才能』とはものすごく好きだ、という気持ちではないか」と書かれていた。自分の好きなことを職業にして、それを一生を通じて続けていくことはなかなか難しいと思っている。続けるためには、本人の努力はもちろん必要だが、運や周囲の協力も必要であることを常々思っていたが、この本を読んで改めてその考えを思い出した。


読了日:09月23日 著者:宮下 奈都
ほんとうのリーダーのみつけかたほんとうのリーダーのみつけかた感想
子どもたちに読ませるために購入したが、自分が読んでしまった。70頁ほどの分量なのでサクッと読める。 リーダーの条件「毅然として、穏やかであること」は常に目指していることであるが、時に感情を抑えきれない時もある。しかしそれはそれでよく、そんな自分を客観視する「もう一人の自分」を持つことが大切。リーダーは自分の中にある。「インスタ映え」とは、自分を他者に評価してもらうという、きわめて主体性の希薄な状況である、と著者は表現している。
読了日:09月19日 著者:梨木 香歩

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