鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

2018年4月に読んだ本

新年度のスタート。歓迎会が多く、出張は少なかったのだが、まあまあ読めたほうか。

 

4月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:690
ナイス数:14

胡蝶の夢〈第3巻〉 (新潮文庫)胡蝶の夢〈第3巻〉 (新潮文庫)感想
前半はひたすら伊之助が切なかった。身から出た錆とはいえ、婿養子に入ったと思っていた岡口家から虫けら同然に追われる。そこに誰も悪意を持った人物がいないことがかえって切なく感じられる。後半は徳川将軍家の侍医として活躍する良順の姿が描かれるが、司馬遼太郎の医師観が示されている。「医師は人間に対する愛情のほかに、芸術家に要求される感受性と政治家に必要な人間に対する把握力を持ちあわせているほうがよいとされる」。また臨床家として要求される資質は、「高度な常識感覚、それに平衡感覚とさらにはかんのよさ」という箇所。
読了日:04月30日 著者:司馬 遼太郎


考える技術・書く技術 (講談社現代新書)考える技術・書く技術 (講談社現代新書)感想
1973年の出版であり、ななめ読みしてしまった。知的活動は、睡眠から明けた朝方に行うのが良いのは今も昔も変わらない。相手を説得するには、理論武装のみならず、権威感を情動的操作で相手に植え付けることも大切である… などなど
読了日:04月01日 著者:板坂 元

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