いよいよ完結に近づいた。次の最終巻では土佐藩の上士・郷士の身分制度に流されそうになりながらも、大政奉還実現のために奔走する竜馬が描かれる。竜馬の次は松本良順を読む予定だ。
11月の読書メーター
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新装版 竜馬がゆく (7) (文春文庫)の感想
土佐藩参政後藤象二郎と上士・郷士の怨念を超えて手を結ぶ竜馬。薩長同盟成立後、急展開を示す情勢の中、武力倒幕の考えを改めざるを得なくなった竜馬。日本人のために何が最善の策なのか、考え抜いた結果「大政奉還」の奇手を思いつく。竜馬はもはや単なる志士ではなく、革命家となった。しかし周囲から見ると危険思想の持ち主となり、幕府のみならず武力討伐を目指す薩長からも危険人物と見なされるようになる。
読了日:11月18日 著者:司馬 遼太郎
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