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鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

必要以上にたてつく部下を持ってしまったあなたへ

組織ではいろいろな世代の人間が一緒に働いており、性格も人それぞれです。従順な部下もいれば、上司に必要以上にたてつく部下もいます。悪気はないのだろうが、一つ一つの発言がいちいちしゃくに障る部下がいたとします。相性が悪いとしか言いようがない部下を持ってしまったあなた。好き嫌いのどちらかというと、「嫌い」に属する部下。しかし組織のためには好き嫌いで仕事はできません。そんなあなたの心の生じたさざ波を鎮めるにはどうしたら良いでしょうか?

「天才! 」という本にそのヒントが書いてあった

あなたにたてつく部下は、きっと“権力格差”の小さな考えの持ち主なのです。そんな風に考えてみましょう。“権力格差”はその国の文化によって大きく異なっています。たとえばアメリカ文化は権力格差の小さな文化の典型といえるでしょう。極論すれば、大統領と一般市民との間でもいざとなれば対等な関係となる。一般市民でも大統領に堂々と意見することができる。それが権力格差の小さな社会です。逆に権力格差が大きい文化に生まれ育つと、社員が上司に異議を唱えるのはためらわれる風潮が生まれます。上司はある意味絶対的な存在であり、上司の言うことに口を挟むためにはよほどの勇気が必要なのです。それが権力格差の大きな社会です。日本はどちらかというと、権力格差の大きな社会といえるでしょう。だから日本の文化にどっぷり浸かっていると、部下から異議を申し立てられると違和感を感じずにはいられないのです。

 

天才!  成功する人々の法則

天才! 成功する人々の法則

 

 

本書では権力格差の大きな状況が、悲惨な航空機事故を生み出した事例を紹介しています。狭いコックピットの中で生じた小さな綻び。そこにいろいろな悪条件が積み重なるにつれて、加速度的に大きな綻びを生み出し巨大な事故につながってしまいます。

モノを言わない部下のほうが実は危ない。それは組織として危険を認知する感受性が低下する可能性があるからです。危険を回避するためには、上司が権力格差を小さくする努力が求められます。生まれつき権力格差の小さな社会に育ったのであれば、部下が上司に意見を主張するのは自然なことだといえます。しかし、権力格差の大きな社会では、部下が上司に容易に話しかけられない、という状況を上司がくみ取ってあげて、部下が話しやすい環境を整える役割が上司に生じます。

逆に、たてついてばかりでむかつく部下がいたら、まったく文化の異なる国からやってきた人種なんだと考えるようにしましょう。そうすればあなたの心にさざ波も起こらないし、安全な組織運営につながる可能性があります。

以上、鷹のぼせの独り言でした。