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鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

『くすぶる力』 くすぶる時は雌伏の虎になれ

2月はあまり本が読めなかった。出張があると、移動の時に本を読めるのだが。読了できたのは1冊のみ。

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:164ページ
ナイス数:10ナイス

くすぶる力くすぶる力感想
どんな人でも、その一生の中で不遇な時代が必ずある。そんなくすぶった時期をどのように過ごすべきかを示している。くすぶりは決してマイナスではなく、メンタルを鍛える絶好の機会。またそんな時期だからこそインプットを増やし、来るべき飛躍の時に向けて準備を怠らないことが大切。「雌伏の虎」が「虎視眈々」とチャンスを伺う普段の姿勢が求められる。落ち込んでいる暇はないんですよ、との著者の叱咤激励のメッセージが心に響く。
読了日:2月28日 著者:齋藤孝

読書メーター

 

まず、小さくても目の前にあることをしっかり完成させることです。くすぶっている学生時代に友人と侃々諤々の議論を交わすのは有意義ですが、それ以降は「論より証拠」。形に表すことです。 

 

論語』に「これを知るものはこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」という言葉があります。ものごとを知識として身につけなければと思っている者よりも、好きだからやっている者のほうが上で、さらにそれ自体を楽しんでしまっている者のほうが上をいく、と言う意味です。

 

誰かの右腕になって、ステップアップしていくのです。右腕、右腕、右腕と、どんどん右腕を目指していく。助手で終わらずに、右腕になって、師範の代わりができる師範代としてある部分を任せてもらうと、師範が抜けた時にそのポジションに納まることだってできます。(中略)その際、仕事が来たら絶対に断らない、休まないというのが基本です。ステップアップできるような仕事であれば、基本的には断らずにチャンスを自分のものにしていく。

 

好きこそものの上手なれ、という言葉があるが、プロフェッショナルになるためにはこの言葉を体現することが一番の近道になる気がする。というより、好きなことをトコトン突き詰めてやっていったら、結果的に誰にも引けを取らない第一人者になっていた、という状態が理想的である。

 

当人が楽しみながら一つのことを続けられるのならば、その間は決して「くすぶっている」という感覚は生まれないだろう。しかし誰もがそんな人生を送れるわけではない。好きではないことをやらないといけない局面がどんな時にもある。そんな時にどれだけ自制的に振る舞うことができ、自分の好きなことをやれる環境を形成していけるかが、その人の才能と言えるだろう。

 

 

くすぶる力

くすぶる力