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鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

子育てのリスクマネージメント 湯たんぽによる低温やけどに注意

冬の寒い夜は暖かい布団で休みたい。そんな欲求は誰にでもあるでしょう。特に私の妻はその欲求がことのほか強い。そのため、冬は湯たんぽを準備して休んでいます。妻はかなりの冷え性なんですが、自分も使ってみると確かに温かい。一度味をしめるとやみつきです。ところがわが家で4歳の娘が湯たんぽによる低温やけどになってしまいました。普段から娘は妻の添い寝で休んでいます。当然湯たんぽによる低温やけどについては認識していますので、妻の足元から遠ざけた所に湯たんぽを置いていました。しかしその夜に限って妻が布団に入るのが少し遅れてしまった‥

 

娘は妻が不在のあいだ布団の中で動きまわり、なんと湯たんぽ近くまで足が接近していたようです。妻が床につこうとして見ると、娘の足が湯たんぽに接触していました。右のふくらはぎの部分に発赤が見られます。寝ている娘を起こし、洗面台で流水で20分冷やしました。翌朝観察してみると発赤はまだ見られましたが、水疱形成には至っていません。しかし娘は「チカチカして痛い」と訴えます。軽症のまま良くなれば良いのですが、しばらく経過を見なければなりません。

 

低温やけどの発症する温度は、45℃前後の温かいと感じる温度です。心地よい温度であるため長時間そのままにしがちで、翌朝気づくことも少なくありません。治るまでに日数を必要とし、なおかつ瘢痕が残ってしまうこともあります。

 

では湯たんぽを安全に使用するにはどうすればいいでしょうか? 湯たんぽにはカバーがついていますが、これを装着するのは当たり前。しかしわが家のケースではカバーをつけていたにもかかわらず、やけどが発生してしまいました。やけどの一番の予防は湯たんぽに触れないことです。寝る前から布団に入れておき、寝るときには出しておく。そうすれば寝相が悪くともやけどには至りません。暖かさの物足りなさは残りますが、やけどを負うよりはマシでしょう。

 

では今回のわが家のようなケースではどうすればよいでしょうか。今回のやけどの発生は、妻と娘が時間差で布団に入ったのが原因でした。もっと厚めのタオルでカバーし、体から十分に離しておく方法がありますが、確実性に欠けます。やはり寝る前に温めておき、子どもが就寝するときには外しておく。これが一番のリスクマネージメントです。親はその後少し冷えてても我慢する。あるいは娘を抱きしめ、人間湯たんぽとしてしまう。これに尽きるのではないでしょうか。

 

湯たんぽによる低温やけどは思った以上に多く、「湯たんぽは販売禁止にするべきだ」と言っている皮膚科医もいるようです。しかし寒い冬の夜、湯たんぽで十分に温まって休むことはやはり気持ちがいいものです。リスクマネージメントをしっかり行い、さわやかな目覚めを迎えましょう。

 

以上鷹のぼせの「子育てのリスクマネージメント」でした。

 

 

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