鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

復習と記憶

中日ドラゴンズGMである落合博満さんはその著書「采配」の中で、技術の習得において「予習」より「復習」の大切さを述べています。

三冠王の説得力は半端ない - 鷹のぼせの独り言 

では学習の場で、記憶を定着させるための復習はどのように行うのが効果的なのでしょうか?

効果的な復習法

復習は手で書いたり、声に出したり何度も行うのが効果的です。無意識な記憶の保存は1ヶ月と言われています。だから最低でも1ヶ月以内に復習する必要があります。スケジュールは学習した翌日に1回目の復習。その1週後に2回目。更に2週後に3回目。その1か月後に4回目。復習のポイントはインプットだけではなく、アウトプットも大事です。教科書を何度も見直すよりも、問題集を繰り返し解くような復習のほうが効果的です。

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連合性の高い情報は記憶しやすい

事前情報が多いほど関連付けて覚えられるので記憶しやすくなります。例えば戦国時代に興味を持っていれば、「織田信長豊臣秀吉徳川家康」について詳しくなることが出来ます。そうすると周辺の知識、例えば「黒田官兵衛」は何をした武将なのか、という情報も自ずとを拾いやすくなり知識が定着しやすくなります。だから記憶が楽にできるようになるのです。このようにある一定のレベルに達すると、色々な知識を連合して覚えることが可能になってきます。知識の習得は始めは苦しく時間がかかりますが、情報が蓄積してくると色々な知識が有機性をもってつながり、記憶として脳に定着していくのでしょうね。

 

「復習4回」で脳をダマすことができる:PRESIDENT Online - プレジデント