鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

2019年7月に読んだ本

出張の往復の車内でKindleで読むことが多かったが、数冊を回し読みしていたため冊数は稼げず。まあいいか。日露戦争時代と昭和初期の軍首脳は変質した様に司馬は記載しているが、陸軍に関しては全く変わっていない。人命・兵站軽視、精神論に走るなどの傾向…

2019年6月に読んだ本

「坂の上の雲」は高校時代の国語教師が是非読め、と言っていた本で再読。昭和時代の陸海軍の戦略の無さを徹底的に批判している司馬遼太郎が最も書きたかった内容かもしれない。太平洋戦争では優れた戦略・戦術ともに無く、人命軽視の精神論に偏っていたがた…

2019年5月に読んだ本

4月に読了出来た本がなく、5月にずれ込んだ。5月初旬は大型連休があったものの、それほど多くの本を読めたわけではなかった。最近は「坂の上の雲」や「失敗の本質」を再読している。 5月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:600ナイス数:21ドラッ…

2019年3月によんだ本

現在紙媒体の本を中心に読んでいる。これまでキンドル本が多かったが、読んでいない書籍在庫を整理するために。キンドル本の良いところは、ハイライト箇所の整理がやりやすいこと、移動中に複数の本を読めること、就寝前にベッドの中でも読めること。 一方紙…

2019年2月に読んだ本

2月は突然の出張、学会主催などで落ち着かない1ヶ月だったが、出張の行き帰りで不毛地帯を読了できた。キンドルで読むことが多かったが、紙の書籍が山積みになっているのでしばらくペーパー読書する 2月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1596ナ…

2019年1月に読んだ本

昨年12月は読了出来た本が少なかったが、同時並行で読んでいた数冊を読み進めることが出来た。しばらくは山崎豊子にはまりそうだ。 1月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:902ナイス数:10医療4.0 (第4次産業革命時代の医療)の感想団塊の世代が80…

2018年11月に読んだ本

現在は「不毛地帯」にはまっている。著者の山崎豊子さんは、主人公壹岐正を通じて何を伝えたかったのかがまだよく見えて来ない。それを考えながら読み進めていこう。 11月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:590ナイス数:8不毛地帯 第2巻 (新潮…

2018年10月に読んだ本

10月は出張の行き帰りで読んだのだが、数冊同時並行で読んでいるため冊数は稼げていない。現在「不毛地帯」第2巻を読んでいるが、大本営参謀だった壹岐正の凄みが徐々に現れている。 10月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:638ナイス数:12不毛…

2018年8月に読んだ本

今年の夏は暑かったせいか、読書もややペースダウン。帰宅後も早く休むことが多かったしなぁ… 8月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:445ナイス数:20書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書)の感想それなりに得られるものはあった。対談…

2018年7月に読んだ本

7月は数冊を並行して読んでいたため、読了出来た本は少なかった。 7月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:272ナイス数:22日本初! たった1冊で誰とでもうまく付き合える世代論の教科書―「団塊世代」から「さとり世代」まで一気にわかるの感想 世…

2018年6月に読んだ本

6月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:488ナイス数:10胡蝶の夢〈4〉 (新潮文庫)の感想 日本人のアイデンティティは江戸時代に確立された気がする。江戸時代は細かな身分制度が敷かれ、階級社会の中で上手く立ち回るためのテクニックが醸成され…

2018年5月に読んだ本

5月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:584ナイス数:24悪いヤツほど出世するの感想リーダーには謙虚さが必要である、という考えは幻想である。実際には謙虚なリーダーなど皆無に近い。嘘をつくことは道徳的には許されないが、本当の事を言わない…

2018年4月に読んだ本

新年度のスタート。歓迎会が多く、出張は少なかったのだが、まあまあ読めたほうか。 4月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:690ナイス数:14胡蝶の夢〈第3巻〉 (新潮文庫)の感想前半はひたすら伊之助が切なかった。身から出た錆とはいえ、婿養子…

2018年3月に読んだ本

2月は読みかけの本が多く、読了した本が少なかった。 『胡蝶の夢』は長崎が舞台であり、興味深く読むことが出来た。鎖国体制の崩壊によって流入した西洋の市民思想が徳川体制の瓦解に繋がった。江戸時代は終わるべくして終わったのだ。 羽生永世7冠は先日NHK…

2018年1月に読んだ本

1月は学会出張のため移動の時間が長く、比較的多くの本を読了出来た。今年の目標は30冊。少ないと思われるだろうが、続ける事に意義がある。 1月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1267ナイス数:68胡蝶の夢〈第1巻〉 (新潮文庫)の感想江戸時代…

2017年12月に読んだ本

謹賀新年 読書メーターを通じて、読んだ本をブログにまとめる作業も軌道に乗ってきた。 昨年は20冊の本を読んでいた。まだまだ少ないが、この取り組みはこれからも継続していきたい。 今年は昨年の冊数を超える本を読むことを目標とする。 12月の読書メータ…

2017年11月に読んだ本

いよいよ完結に近づいた。次の最終巻では土佐藩の上士・郷士の身分制度に流されそうになりながらも、大政奉還実現のために奔走する竜馬が描かれる。竜馬の次は松本良順を読む予定だ。 11月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:426ナイス数:15新装…

2017年10月に読んだ本

司馬遼太郎関連が続いている。自分にとって読みやすいのだろう。 10月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:629ナイス数:18新装版 竜馬がゆく (6) (文春文庫)の感想薩長同盟成立させたその夜に寺田屋で襲撃を受けるなど、竜馬の人生は劇的すぎる。…

9月に読んだ本

「竜馬がゆく」の再読にまだはまっている 9月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:855ナイス数:32新装版 竜馬がゆく (4) (文春文庫)の感想 反動の時代。長州藩は都落ちし、土佐勤王党にも粛清の嵐が吹きまくる。そんな時代のなか、竜馬は海舟の薫…

8月に読んだ本

8月の読書量は少なかった… 8月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:430ナイス数:20新装版 竜馬がゆく (3) (文春文庫)の感想勝海舟、おりょうとの運命的な出会いが描かれる。面白かったのは勝海舟が山内容堂公に、竜馬の脱藩を赦免してもらうやり…

2017年7月に読んだ本

7月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1740ナイス数:62新装版 竜馬がゆく (2) (文春文庫)の感想北辰一刀流の免許皆伝をもち国内でも有数の剣客となった竜馬は、この頃まだその才能を持て余している。唯一伊予から長州へ向かう船の指揮をとる竜…

チームシップを育むための3本柱とは? 『今いる仲間で「最強のチーム」をつくる』

私の所属する医療チームは内科、外科などの所属科単独ではなく、複数科の混成チームで成り立っている。この方法をとることによって、疾患を内科的あるいは外科的に評価・診断することができ、手術を実施した後も内科的なフォローアップが可能となり、各科連…

10月に読んだ本

2016年10月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1048ページ ナイス数:12ナイス 50代から始める知的生活術~「人生二毛作の生き方」~ (だいわ文庫) 読了日:10月24日 著者:外山滋比古 医療職が部下を持ったら読む本 マネジメントで悩むあなた…

9月に読んだ本

2016年9月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:638ページナイス数:24ナイス超・箇条書き―――「10倍速く、魅力的に」伝える技術の感想伝えたいことを簡潔にプレゼンするための方法論を述べている。読み進めているうちに気づくのは、箇条書きの手…

必要以上にたてつく部下を持ってしまったあなたへ

組織ではいろいろな世代の人間が一緒に働いており、性格も人それぞれです。従順な部下もいれば、上司に必要以上にたてつく部下もいます。悪気はないのだろうが、一つ一つの発言がいちいちしゃくに障る部下がいたとします。相性が悪いとしか言いようがない部…

3月に読んだ本

2016年3月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:805ページナイス数:27ナイス 3月は比較的移動があったので、その間に読書ができた。そんなときはキンドルペーパーホワイトが役に立つ。少し遅くなったがまとめてみた。「超」集中法 成功するのは2…

『くすぶる力』 くすぶる時は雌伏の虎になれ

2月はあまり本が読めなかった。出張があると、移動の時に本を読めるのだが。読了できたのは1冊のみ。 2016年2月の読書メーター読んだ本の数:1冊読んだページ数:164ページナイス数:10ナイスくすぶる力の感想どんな人でも、その一生の中で不遇な時代が必ず…

イノベーションは内省から:『学習する組織』より学ぶ

組織運営を任されたら… 職場やクラスなど組織の運営を任された時、従来の方針を踏襲して前に進むか、あるいは前任者の方針に対して抱いていた不満な点を修正し前に進むか、判断が必要になることがあります。急激な変化は誰もが受け入れがたいことが多いのが…

ウォシュレットを通じて日本の“おもてなしの心”を読みとく

中田翔のつぶやき 2月1日よりプロ野球のキャンプが始まりました。北海道日本ハムファイターズは今年よりアメリカでのキャンプとなっていますが、ウォッシュレットに関する以下の記事が目につきました。 headlines.yahoo.co.jp そうです日本ハム、いや侍ジ…

もう「お医者様はいらっしゃいませんか?」を聞くことはないのだろうか?

JAL DOCTOR登録制度の開始 日本航空(JAL)は、飛行機内で急病人が発生した時に、乗り合わせた医師が迅速に応急処置を開始出来るように、JAL DOCTOR登録制度を始めることになりました。これは日本医師会が発行する医師資格証とJALマイレージカードの両方を持…