鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

書評

勇気ある子どもを育てるためには

「男の子の育て方」(諸富祥彦著)を読みました。本書は幼児期から思春期にかけての男の子の望ましい育て方について、特に母親を対象として書かれたものです。しかし父親が読んでもなるほどと思わせる記載も満載です。内容を振り返ってみると、どれも当たり…

「アナと雪の女王」とアドラー心理学

Disney「アナと雪の女王」は2014年春に日本で公開され、瞬く間に大ヒット。主題歌というべき「ありのままで」は巷で聞かない日がないくらいメディアで取り上げられ、我が家でも年端の行かない末娘まで「♫ありの〜 ままの〜♫」と唄っている始末です。「ありの…

論理的思考力を高めよう

「『ビジネスマンの国語力』が身につく本」(福嶋隆史著)を読みました。帯には「会議・交渉・プレゼン・報連相・企画書・メールなどなど あらゆる場面で効果バツグン!」「考えがまとまる、伝わる、説得力がアップする!」と記載されています。以前本ブログ…

アラフィフが記憶力を保つための3つの方法 『40歳からの記憶術』

『40歳からの記憶術』を読みました。団塊の世代の方々はリタイアされることが多くなってきていますが、いわゆるバブル期に就職したバブル世代もアラフィフとなり、遠視をはじめとした肉体の衰えなど「これまでと何かが違う」と自覚してくる世代かと思います…

合格した学校が一番だよ 「中学受験の失敗学」

なんともセンセーショナルなタイトルの本を読みました。少子化社会とは言え、中学受験は過熱する一方のようです。私の住む九州の田舎ではそれほどではありませんが、首都圏では競争もさぞや激しいのでしょう。我が家もいずれ親子ともども中学受験に突入しま…

女の子の学ばせ方 「女の子の学力の伸ばし方 心の育て方」

最近、娘の考えていることが分からなくなることがあります。子どもが小さい時は、子育ては体力勝負という側面がありましたが、成長するにつれて精神面でのケアに重心が移ってきました。子どもたちにどのように接すればよいのか、心を育む良い方法はないのか…

前頭葉を鍛える

年を取ってくると若い時ほどアイデアが出なくなってくると言われます。もちろん加齢に伴う問題もあるのでしょうが、社会で働いてきた壮年者はそれまでの社会生活で培ってきた知識や経験の積み重ねもあるはずで、そう簡単に脳が「老けこむ」ことはないと思う…

朝一番にすること、しないこと

皆さんはビジネスメールのチェックはいつ行っていますか? 従来、朝一番でメールをチェックし返事を書き上げるのがエリートのように言われてきたようです。しかし朝にはもっとやるべき仕事があるのではないでしょうか? そんななかある本に以下のことが書い…

「コミュニケーション教育」に対する誤解?

コミュニケーション能力とは何か。企業では社員のコミュニケーション能力を高めることは大きな命題の一つであろう。このために研修など教育プログラムが確立されている会社も少なくない。 http://www.j-cast.com/kaisha/2010/01/26058686.html 一般的に日本…

三冠王の説得力は半端ない

中日ドラゴンズのGMに就任した落合さんの著書である。監督時代よりそのチーム運営には興味を持っていた。またGM就任後は選手の契約更改に関わり、なんと8億円ものコストカットを敢行した、とも報道されている。プロ野球界で選手として監督として頂点を極め…

長続きする読書ノートの書き方とは? 「読書は1冊のノートにまとめなさい」を読んで

読んだ体験を形にして残す 最近の多読・速読のススメとは一線を画した、手間ひまをかけた読書法の紹介をしている。いわゆる速読の紹介本の多くは読書ノートなどつけないと主張しているが、本書は様々な情報を時系列でぶっこんで記載するように勧めている。 …

”誤診しない”医者になるために〜「医師は現場でどう考えるか」書評

「医者は現場でどう考えるか」(ジェローム・グループマン著、石風社)を読んだ。帯には「間違える医者、間違えぬ医者の思考は、どう異なるかを問う知的刺激に満ちた医療ルポルタージュ」とある。「誤診」などのっけから穏やかならない表現を用いたが、要は…

あたらしい書斎〜情報のフローとストックについて

司馬遼太郎は書斎でL字の机を使っていたらしい。 そんな紹介より始まる本書の前半は文人の使用していた書斎の案内や、書斎の作り方の紹介から始まる。それはあたかも書斎史のようでもあり、またインテリア雑誌のようでもあった。書斎を構成する備品について…

世界史の復習

私は小さい頃より日本史が好きだった。豊臣秀吉の伝記を読み戦国時代に興味を覚え、その後幕末ものに移って行った。NHK大河ドラマも必ず見ていた。「竜馬がゆく」「世に棲む日日」…司馬遼太郎、吉川英治など読み漁る一般的なパターンだった。高校の国語教師…

How to 本というより apple の社史

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン作者: カーマインガロ出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2013/08/13メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 既に多くの書評が出回っている高名なジョブス関連の本である。iPhone などの一連のApple製品を成功に導…

ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム

ピアニストはアーチストであり、またアスリートでもある。練習を積み重ねることによってピアニストの脳には一体どのような情報処理能力が備わり、変化していくのか? 本書は機能的MRIなどを駆使してピアニストの脳機能や運動機能について検証している。脳の…

一瞬に生きる / 小久保 裕紀

読了。福岡ダイエー〜ソフトバンクホークスの歴史は彼の人生そのものであった。この著書を通じて王さんの偉大さを改めて知ることが出来た。王さんは監督就任当初の低迷期にも決してぶれなかった。それが現在のホークスの基礎となっている。

あたらしい書斎 / いしたにまさき

あたらしい書斎 / いしたにまさき 読了。書斎+デジタルで新しい感覚の仕事場を作り上げていく楽しさを伝えている。 情報氾濫の時世でいかに効率よく「フロー情報」をつかんて整理し、蓄えた「ストック情報」より情報発信していく重要性は多くの人が述べてい…