鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

書評

2023年11月に読んだ本

久しぶりのブログ投稿。読書量が減っていたのは、YOUTUBEなど動画を見ることが多かったからか。しかし有用な知識は読書からの方が得られると思っている。最近 Audibleを利用することがあるが、マーキングは電子書籍のほうがやりやすく、ブログ作成にも容易に…

2020年9月に読んだ本

コロナ禍もやや落ち着いてきた9月。4連休もあり、本を読む時間は取れた。東京や観光地にも人手が戻りつつあるが、4連休より2週が経過した今週以降の感染者の動向によって、長崎県のフェーズも再度上がるかもしれない。 9月の読書メーター読んだ本の数:2読ん…

2019年7月に読んだ本

出張の往復の車内でKindleで読むことが多かったが、数冊を回し読みしていたため冊数は稼げず。まあいいか。日露戦争時代と昭和初期の軍首脳は変質した様に司馬は記載しているが、陸軍に関しては全く変わっていない。人命・兵站軽視、精神論に走るなどの傾向…

2019年5月に読んだ本

4月に読了出来た本がなく、5月にずれ込んだ。5月初旬は大型連休があったものの、それほど多くの本を読めたわけではなかった。最近は「坂の上の雲」や「失敗の本質」を再読している。 5月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:600ナイス数:21ドラッ…

2019年1月に読んだ本

昨年12月は読了出来た本が少なかったが、同時並行で読んでいた数冊を読み進めることが出来た。しばらくは山崎豊子にはまりそうだ。 1月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:902ナイス数:10医療4.0 (第4次産業革命時代の医療)の感想団塊の世代が80…

2018年8月に読んだ本

今年の夏は暑かったせいか、読書もややペースダウン。帰宅後も早く休むことが多かったしなぁ… 8月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:445ナイス数:20書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書)の感想それなりに得られるものはあった。対談…

2018年6月に読んだ本

6月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:488ナイス数:10胡蝶の夢〈4〉 (新潮文庫)の感想 日本人のアイデンティティは江戸時代に確立された気がする。江戸時代は細かな身分制度が敷かれ、階級社会の中で上手く立ち回るためのテクニックが醸成され…

2018年5月に読んだ本

5月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:584ナイス数:24悪いヤツほど出世するの感想リーダーには謙虚さが必要である、という考えは幻想である。実際には謙虚なリーダーなど皆無に近い。嘘をつくことは道徳的には許されないが、本当の事を言わない…

2018年4月に読んだ本

新年度のスタート。歓迎会が多く、出張は少なかったのだが、まあまあ読めたほうか。 4月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:690ナイス数:14胡蝶の夢〈第3巻〉 (新潮文庫)の感想前半はひたすら伊之助が切なかった。身から出た錆とはいえ、婿養子…

2018年3月に読んだ本

2月は読みかけの本が多く、読了した本が少なかった。 『胡蝶の夢』は長崎が舞台であり、興味深く読むことが出来た。鎖国体制の崩壊によって流入した西洋の市民思想が徳川体制の瓦解に繋がった。江戸時代は終わるべくして終わったのだ。 羽生永世7冠は先日NHK…

2018年1月に読んだ本

1月は学会出張のため移動の時間が長く、比較的多くの本を読了出来た。今年の目標は30冊。少ないと思われるだろうが、続ける事に意義がある。 1月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1267ナイス数:68胡蝶の夢〈第1巻〉 (新潮文庫)の感想江戸時代…

2017年12月に読んだ本

謹賀新年 読書メーターを通じて、読んだ本をブログにまとめる作業も軌道に乗ってきた。 昨年は20冊の本を読んでいた。まだまだ少ないが、この取り組みはこれからも継続していきたい。 今年は昨年の冊数を超える本を読むことを目標とする。 12月の読書メータ…

2017年11月に読んだ本

いよいよ完結に近づいた。次の最終巻では土佐藩の上士・郷士の身分制度に流されそうになりながらも、大政奉還実現のために奔走する竜馬が描かれる。竜馬の次は松本良順を読む予定だ。 11月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:426ナイス数:15新装…

2017年10月に読んだ本

司馬遼太郎関連が続いている。自分にとって読みやすいのだろう。 10月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:629ナイス数:18新装版 竜馬がゆく (6) (文春文庫)の感想薩長同盟成立させたその夜に寺田屋で襲撃を受けるなど、竜馬の人生は劇的すぎる。…

9月に読んだ本

「竜馬がゆく」の再読にまだはまっている 9月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:855ナイス数:32新装版 竜馬がゆく (4) (文春文庫)の感想 反動の時代。長州藩は都落ちし、土佐勤王党にも粛清の嵐が吹きまくる。そんな時代のなか、竜馬は海舟の薫…

8月に読んだ本

8月の読書量は少なかった… 8月の読書メーター読んだ本の数:1読んだページ数:430ナイス数:20新装版 竜馬がゆく (3) (文春文庫)の感想勝海舟、おりょうとの運命的な出会いが描かれる。面白かったのは勝海舟が山内容堂公に、竜馬の脱藩を赦免してもらうやり…

2017年7月に読んだ本

7月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1740ナイス数:62新装版 竜馬がゆく (2) (文春文庫)の感想北辰一刀流の免許皆伝をもち国内でも有数の剣客となった竜馬は、この頃まだその才能を持て余している。唯一伊予から長州へ向かう船の指揮をとる竜…

10月に読んだ本

2016年10月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1048ページ ナイス数:12ナイス 50代から始める知的生活術~「人生二毛作の生き方」~ (だいわ文庫) 読了日:10月24日 著者:外山滋比古 医療職が部下を持ったら読む本 マネジメントで悩むあなた…

9月に読んだ本

2016年9月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:638ページナイス数:24ナイス超・箇条書き―――「10倍速く、魅力的に」伝える技術の感想伝えたいことを簡潔にプレゼンするための方法論を述べている。読み進めているうちに気づくのは、箇条書きの手…

必要以上にたてつく部下を持ってしまったあなたへ

組織ではいろいろな世代の人間が一緒に働いており、性格も人それぞれです。従順な部下もいれば、上司に必要以上にたてつく部下もいます。悪気はないのだろうが、一つ一つの発言がいちいちしゃくに障る部下がいたとします。相性が悪いとしか言いようがない部…

『くすぶる力』 くすぶる時は雌伏の虎になれ

2月はあまり本が読めなかった。出張があると、移動の時に本を読めるのだが。読了できたのは1冊のみ。 2016年2月の読書メーター読んだ本の数:1冊読んだページ数:164ページナイス数:10ナイスくすぶる力の感想どんな人でも、その一生の中で不遇な時代が必ず…

イノベーションは内省から:『学習する組織』より学ぶ

組織運営を任されたら… 職場やクラスなど組織の運営を任された時、従来の方針を踏襲して前に進むか、あるいは前任者の方針に対して抱いていた不満な点を修正し前に進むか、判断が必要になることがあります。急激な変化は誰もが受け入れがたいことが多いのが…

人生は決断の繰り返し

はてなブログを今年初めてアップします 実はどのブログサービスにしようかとずっと考えていました。見た目の良さ、書きやすさなどを重視すると他のサービスが目につき色々試行錯誤してきましたが、少ないながら記事の蓄積もあるわけで、もう少しはてなブログ…

成毛眞著『本棚にもルールがある』を読んで親父の本棚を思い出した

家に古くからあった本棚 私は幼少の頃より本を読むのは好きでした。歴史とくに戦国時代に興味があり「豊臣秀吉」の伝記から始まり、「織田信長」「徳川家康」と続いていくパターンで読書に興味を持ちました。この3大武将の伝記を読んで歴史好きになった、と…

『影響力の武器』より「希少性とホークス愛」を読み解く

西鉄ライオンズの栄光と凋落 昔、ライオンズは福岡をフランチャイズとしていました。西鉄ライオンズは野武士軍団と言われ、あの長島茂雄がジャイアンツに入団した昭和33年の日本シリーズでは、3連敗のあとに4連勝してジャイアンツを降し日本一になりました。…

『子どもの10歳の壁とは何か?』を読み、道徳性と社会性のバランスについて考えた

今の小学校に学級委員はいないの? という質問に娘は「何、それ?」との返事でした。私が小学生の頃にはクラスに男女1名ずつ、学期ごとに選ばれていました。 私の通った小学校では、2年生以降は投票で学級委員を選んでいました。 私は小学2年生の1学期に選ば…

カリスマリーダーが引退した後に、残されたスタッフがチームを維持するためにやるべきコト

春は別れの季節。我が職場も長年勤務してこられた偉大なリーダーが3月いっぱいで定年を迎えます。彼はその圧倒的な存在感と確かな技術で、我々のチームを引っ張って来ました。 彼の引退後、残されたスタッフはこれまでの業績を維持できるのか、言葉にはしな…

裸の王様にならないために上司が考えなければならないことはなんだろうか?

部下に対して不満がある上司の方々へ 上司にとって優秀な部下がいるほどありがたいことはありません。何も言わなくても自分の意を汲み取って先回りして仕事を進めてくれれば、これほど楽なことはありません。その分全体的なことを考える余裕も生まれてきます…

多様性の中の調和を目指す

平田オリザ著「わかりあえないことから〜コミュニケーション能力とは何か〜」を読みました。昨今、社会でも学校でもコミュニケーション能力をややヒステリックに求められるケースが多いと思います。日本のコミュニケーション教育は、あるいは従来の国語教育…

12歳までに行うこと、行わないこと

「12歳までに『絶対学力』を育てる学習法」を読みました。著者は、12歳までの高速計算・徹底反復は考えない習慣をつけてしまう、と警告しています。僕は小学生の頃、著者が否定している高速計算を主とした学習塾には行っておらず、子どもたちも通わせていま…