鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

2019年1月に読んだ本

昨年12月は読了出来た本が少なかったが、同時並行で読んでいた数冊を読み進めることが出来た。しばらくは山崎豊子にはまりそうだ。

 

1月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:902
ナイス数:10

医療4.0 (第4次産業革命時代の医療)医療4.0 (第4次産業革命時代の医療)感想
団塊の世代が80代を迎える2030年を迎えるにあたり、現在の医療の問題点から対応策を模索している医師達のインタビュー記録。AI等のテクノロジーの発達は、現在の医療の姿を大きく変える可能性がある。個人的なメディカルレコードをブロックチェーン化することにより、情報収集の手間や無駄な検査を省くことが可能。地方では医師の確保も困難であり、徹底した効率化が求められる。その一方で、患者満足度を規定するのは接遇にあるともいう。ソフトもハードもイノベーションが求められる。
読了日:01月14日 著者:加藤 浩晃


不毛地帯 第3巻 (新潮文庫 や 5-42)不毛地帯 第3巻 (新潮文庫 や 5-42)感想
大本営陸軍参謀だった壹岐が、日米メーカーを巻き込んだ自動車商戦を戦い抜く。勝利もあれば、挫折も体験する。副社長の嫉妬心、警戒感からくる対立も顕わになってくるが、本巻では壹岐が副社長との人間関係に見切りをつけた印象がある。常に冷静沈着と言っていい壹岐の原点はどこにあるのか? シベリア抑留を耐え抜いた気力が育んだものなのか? そんなことを考えながら読んだ。今後の展開が楽しみである。
読了日:01月14日 著者:山崎 豊子

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