鷹のぼせの独り言

外科系医療者で3児の父親です。ご覧のとおりの“鷹のぼせ”です。医療、教育、書評、そしてホークスについて熱く語ります。

2018年8月に読んだ本

 今年の夏は暑かったせいか、読書もややペースダウン。帰宅後も早く休むことが多かったしなぁ…

8月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:445
ナイス数:20

書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書)書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書)感想
それなりに得られるものはあった。対談形式で読みやすいのだが、やや冗長な印象も拭えなかった。対談形式でない方は共感出来たかもしれない。

読了日:08月17日 著者:池上彰,竹内政明

 
信長はなぜ葬られたのか 世界史の中の本能寺の変 (幻冬舎新書)信長はなぜ葬られたのか 世界史の中の本能寺の変 (幻冬舎新書)感想
興味のある分野なので、サクッと読了。本能寺の変の黒幕は近衛前久であると著者は主張する。南蛮貿易の利害関係より、戦国末期から江戸時代初期を分析した視点も面白い。キリシタンのもたらす社会的影響が高まったため、当時の為政者たちが苦心した様子も理解できる。キリシタンが関与した歴史は江戸幕府が意図的に葬り去ったため、現代の我々に十分に伝わらなかった点もあるだろう。著者は取材や文献を通じて、キリシタン大坂夏の陣などにどれだけ影響を及ぼしたかを主張しているが、やや荒唐無稽の印象も拭えなかった。むしろ著者には『家康』の次回作に期待している。
読了日:08月12日 著者:安部 龍太郎

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